SEO対策 【中古ドメインを使った３０１リダイレクト】
2016/10/30
中古ドメインから新規ドメインに移転する際に３０１リダイレクトを行う
前回、中古ドメインについて書きました。
今日は、その中古ドメインを使った具体的な方法をテーマにしていきます。
中古ドメインというのは、ページランクがついているためSEOに効果があるというのはおわかりいただけたかと思います。では、その中古ドメインをどう利用するのかということですが、中古ドメインをそのまま使用するというのはあまりしない方がいいようです。
というのも、前のサイトが何を扱っていたドメインなのかによるため、同じテーマであれば問題ないのですが、テーマが違うとドメインとサイトの内容が一致しないということが起こり、ユーザーの信頼を得ることができないからです。
例えば、スマホの情報を扱うサイトが２つあったとします
①「http://www.smartphone.com」
②「http://www.daigakujyukenn.com」
サイトの内容は同じスマホ関連ですが、１つ目はスマートフォンドットコムで何のサイトかわかりやすいですね。
２つ目は大学受験ドットコムで、ドメインとサイトの内容が全く一致しないという中古ドメインをそのまま使ったことによるミスマッチが起こってしまいます。
ドメインをあまり見ていない人には気にならないかもしれませんが、利用者側かわすれば、「このサイト大丈夫？」と思ってしまいます。
そのため中古ドメインでサイトを構築するのではなく、新規ドメインを取得してサイトを構築するようにした方がいいです。
そのために３０１リダイレクトという方法を用います。
３０１リダイレクトって何？
３０１リダイレクトというのは、簡単に言えば引越しの挨拶みたいなものです。
サイトを何らかの理由で移転する際に、検索エンジン側にサイトのドメインが変更になりましたよってことを伝えるための方法です。
３０１リダイレクトされた転送元にアクセスしても自動的に転送先の新しいドメインに移動します。
しかしながら、「ページランク転送」のための３０１リダイレクトをGoogleは推奨していないようです。沢山の中古ドメインを取得して１つの新規ドメインに転送するなどの方法は必ずペナルティを受けて圏外に移行してしまいます。
ただし、３０１リダイレクト自体をGoogleは禁止しているわけではなく、ドメインの変更などでサイトを移転させなければいけないときにページランクやリンクの価値、運営履歴などを新サイトにそのまま渡すために必要な方法です。サイトの移転は一般的に行われるため、通常のサイト移転を目的とした場合は３０１リダイレクトをしたからといってペナルティになるわけではありません。
３０１リダイレクトのやり方
中古ドメインと新規ドメインを同時に取得して、すぐに行ってもかまいませんが、しっかりと手順を踏んで行うほうが効果は高いようです。
基本的な流れ
①中古ドメインを取得する
②１ページの簡単なサイトを作る
③そのサイトがインデックスされるのを待つ（おおむね１週間ほどでインデックスされます。）
自分のサイトがインデックスされているかどうかは、検索エンジンの検索バーにサイトのURLを入力して検索結果に出ていればインデックスされているということになります。逆にこのキーワードで検索されるものがありませんでしたというのはまだインデックスされていないです。
④新規ドメインを取得する
⑤新規ドメインでサイトを作る
⑥中古ドメインのサイトから新規ドメインのサイトに３０１リダイレクトする。
この手順で行えば時系列的にページランク転送のスパム行為という認識はされずに、通常の３０１リダイレクトと判断されるので、ほぼ１００％でペナルティを受けることはありません。
３０１リダイレクトを行う際の具体的な手順
①パソコンでメモ帳もしくはテキストエディタなどを開きます。
②次の文を入力します。以下コピーでもOKです。
Options ＋ FollowSymLinks
RewriteEngine on
RewriteRule (.*) http://www.新規ドメインのURL.com/＄1 [R=301,L]
③「a.htaccess」というファイル名をつけて保存します。
④「a.htaccess」を転送元になるサイトのサーバーのルートディレクトリ（トップページのHTMLが入っているところ）にアップロードします。
⑤アップロード完了後に「a.htaccess」という名前を「.htaccess」に変更すれば完了です。
これは、あくまで中古ドメインを使用する場合ですが、自サイトを移転させる場合にも使えますので、サイト移転を考えている方は参考にしてみてください。
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